こんな人向けの記事
- ろ過機の管理担当者
- まだろ過機の管理に慣れていない方
- とりあえず手っ取り早くトラブルの対応策を知りたい方
濾過機を管理していると色々なトラブルがありますよね?
普段馴染みがないからよくわからないことがたくさんありますよね。
そこで、濾過機を取り扱っている水処理会社に14年勤めているロカキヤが原因と解決法をわかりやすく説明します。
- 水処理業界で14年以上在籍
- 取得資格:2級管工事施工管理技士、第2種電気工事士
- ろ過機器の設計から保守点検まで幅広く経験
- 仕事で得た知識をわかりやすく解説するのが得意
下記の記事がお役に立てれば幸いです。
急いでいる方は目次から飛べるので利用してください。
ろ過装置関係でよくあるトラブルをまとめました。
ここから悩みが解消されれば幸いです。
浴槽の営業を一定期間中止しないといけなくなった時の濾過装置の対処法
一定期間、浴槽の利用を中止しなくてはいけなくなった時は
ろ過機は停止した方がいいの?それとも動かしておいた方がいいの?
という疑問に答えました。
停止する期間によって変えていった方がいいです。
停止期間が1ヶ月以上になる場合はろ過装置内を水抜きして停止しておいた方が吉。
詳しくは下記記事からどうぞ↓
浴槽水が濁った時は【塩素濃度・エア混入・ろ材の詰まり】の3点を確認する
浴槽水が濁った時に考えられる原因は3つあります。
- 塩素濃度不足
- 濾過ポンプ吸い込み側からのエア混入
- ろ材の汚れによる詰まり
の3点が考えられます。
特に、ドブ臭い匂いがする場合は水質の悪化の可能性があるため塩素濃度の確認をしてください。
よくあるトラブル原因は塩素濃度不足ですのでまずは塩素濃度管理を確認してくださいね。
下の記事で詳細を説明して解決方法も解説。
浴槽水が減る原因【共栓・防水不良・配管破損・操作弁リーク】の4つを確認
- 浴槽本体に問題がある場合
- 循環配管に問題がある場合
- ろ過装置に問題がある場合
浴槽水が減る原因は上記の3つに大別されます。
細かく分類すると下記のようになります。
- お風呂の栓(共栓)の不良
- 浴槽の防水不良
- 循環配管の破損
- 操作弁(五方弁等)からの排水側へのリーク
細かな特定方法を下記記事で詳しく解説しています。
循環ポンプのよくあるトラブル【異音・停止・キャビテーション】とその対策法
よくあるポンプトラブル
- 運転時の異音
- 循環ポンプシャフト部からの漏水
- 過負荷で停止
- 漏電で停止
- キャビテーションとは
循環ポンプ加圧給水ポンプ等でよく起きるトラブルをまとめました。
消耗品でもある「ベアリング」と「メカニカルシール」不良の場合が多いです。
それぞれどのようにしてトラブルが起きて、それを解決するにはどうすればいいかをまとめて解説しています。
詳しくはこちら→【異音・漏れ・停止】水処理のプロが解説!循環ポンプ・加圧給水ポンプのよくあるトラブル5選とその対策法
浴槽の水位制御がおかしい時のチェックポイント
浴槽の水位制御がおかしい原因
- 運転時の異音
- 循環ポンプシャフト部からの漏水
- 過負荷で停止
- 漏電で停止
- キャビテーションとは
お風呂の水位制御がおかしい。
お湯があふれる・お湯が満水にならない等
水位に関するトラブルの原因と解決方法を解説しています。
詳しくはこちら→【現役ろ過機屋が解説】浴槽の水位制御不良の原因3選「電極棒」「圧力式水位計」「制御機器の不良」を確認
浴槽のろ過機・昇温装置の温度が上がらない時に考えられる原因
浴槽水の昇温不具合には大きく分けて2種類あります。
- ろ過装置側の不具合
- 給湯側の不具合
まずはどちらが原因かを突き止めましょう。
ろ過装置の機器不良や動作不良によるものと1次温水(熱源)側の2パターンに別れます。
原因究明のやり方とトラブル解決方法を説明しています。
詳しくはこちら→【水処理のプロが解説】浴槽のろ過機・昇温装置の温度が上がらない時の原因、見極め方もわかる。
ろ過には欠かせない塩素。
ここでは塩素注入で起きるトラブルをまとめました。
塩素濃度が上がらないときに確認するポイント
塩素濃度が上がらない場合に一番最初に確認してほしいところが2つあります。
- エアロック(空気詰まり)
- 塩素スケール(固形物)による閉塞
エアロック(空気詰まり)とは空気を吸い込んだり、気体化(ガス化)した塩素により塩素の通り道を塞いでしまうことです。
塩素スケール(固形物)が塩素の通り道を塞いでしまうこと。
解消するには、どちらも塞いでいる空気やガス、スケールを取り除く必要があります。
詳しくは下記記事で解説しています↓
参考記事>>[塩素スケールの固着・詰まりで悩んでいる方へ]塩素の希釈倍率を低くすると効果的!
参考記事>>【時短技!使わないと損!】塩素スケールの除去と詰まり解消にはサンポールがオススメ!
【プロが解説】プール・お風呂の塩素濃度が上がらない場合は、ここを確認。【エア噛み・塩素スケール】
塩素のスケール(固形化)対策
塩素を取り扱う上で塩素のスケール(固形化)にお困りの方もいるのではないでしょうか?
非常にやっかいな存在ですが、スケール化の特性・メカニズムがわかれば対策を立てられます。
塩素のスケール化の原因
塩素を希釈する水の水質が大きく関わっています。
カルシウムとマグネシウムの成分が多い水で希釈するとスケール化しやすい特徴があります。
井水を使用して希釈している場合にスケール化が多く見られます。
塩素スケール対策法は下記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
参考記事 [塩素スケールの固着・詰まりで悩んでいる方へ]塩素の希釈倍率を低くすると効果的!
参考記事 【時短技!使わないと損!】塩素スケールの除去と詰まり解消にはサンポールがオススメ!
入浴剤脱色の原因は塩素
入浴剤を入れてしばらく循環すると色が抜けたという経験はないでしょうか?
これは、漂白剤としても利用される塩素の特性によるものです。
脱色対策には「塩素濃度を上げすぎない」ことが必要です。
とはいえ、0.4ppm以下にはならないように調整する必要があり経験則が必要になります。
コストはかかりますが自動塩素管理装置を使うと塩素管理が大幅に楽になります。
詳細は下記事で解説していますので気になる方はどうぞ↓