塩素注入ポンプって色々あって何を選べばいいのかわからないですよね?
そもそもどんな違いが、あるのかわからない
どういう基準で選べばいいの?
この記事ではこういう方のために、シンプルな基準で2機種を厳選しました。
水処理会社で14年以上働いている私が解説していきます。
[temp id=2]整備者の目線で説明していきます!
まず、結論から言います。
- 長持ちさせたいのであれば タクミナ製(品質重視)
- 価格を重視するのであれば イワキ製(コスパ重視)
この2メーカーから選べば間違いありません。
それでは、2機種それぞれを解説していきます。
参考記事 【ワークマンでそろう】塩素(次亜塩素酸ナトリウム)の取り扱いでのおすすめグッズ
タクミナ 次亜塩素酸ナトリウム用定量ポンプ 薬注ポンプ
タクミナは定量ポンプ等の精密ポンプで有名な企業です。
非常にしっかりとした製品を作るイメージがあります。
実際にこのポンプを分解整備することがありますが
非常に作りがしっかりしていますね。
そして内部の消耗品や本体自体の持ちがいいです。
長く使用するつもりであれば性能・耐久力共にいいものだと思います。
いい仕事してますね~と思いながら整備をしています。
ただ、一つ気になるところは価格が少し高めです。
しっかりとした作りにするために、コストがかかるのかもしれませんが
もう少し値段が下がると最高ですが品質を確保しようとするとしょうがないですね。
[仕様]
- 最大吐出量:30ml/min(1分間に最大30ml注入可能)
- 最大吐出圧力:0.7MPa
- 電源:100-240V(フリー電源)50/60Hz
イワキ 次亜塩素酸ナトリウム用定量ポンプ 薬注ポンプ
イワキもタクミナと並ぶ定量ポンプで有名なメーカーです。
ここの薬注ポンプはなんといっても安い!
安いけど普通に使う分には問題ありません。
ただ、このポンプも分解整備をしたことがありますが内部の作りは、やはり値段なりといった感じですね。
製品によってですが分解する時に部品が回りづらいこともあり整備しながら長く使用するという感じではないです。
故障したら新しいのを買い替えてねという印象です。
とはいえ、この価格でこの性能は素晴らしいですね。
この性能で、ここまで安く出来るのはすごい!コスパ抜群!
[仕様]
- 最大吐出量:38mL/min
- 最高吐出圧力:1.0MPa
- 電源:100-240V(フリー電源)50/60Hz
まとめ 予算と目的に合わせて選んで
タクミナ
メリット
・作りがしっかりしており長持ちする。
デメリット
・価格が高い。
イワキ
メリット
・価格が安い。
デメリット
・作りは値段相応なため長持ちは期待しない方がいいかも。
長く使いたいならオススメはタクミナです。
整備する側からの意見ですが、いい製品を作っているなぁと思えるからです。
とはいえ、イワキ製のポンプはダメというわけではないですよ。
予算の関係もあると思うので、目的に応じて使い分けるのがいいのかと思います。
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