第二種電気工事士の試験は筆記試験を合格した後で技能試験を合格しなければいけません。
その技能試験は自分で工具を持参することになります。
- どんな工具が必要なの?
- 持って行っちゃだめなものってあるの?
- 工具や練習キットはどこで買えるの?
- おすすめの参考書はある?
- めんどくさいから何買えばいいか教えて!
という方の悩みはこれを読んでもらえれば解決します。
第二種電気工事士の資格を持っている私、ロカキヤが実際に使用したものを紹介します。
おすすめの工具
私のおすすめの工具はこれです。
実地試験が近くなるにつれて手に入りにくくなる傾向が見られます。
早めに手に入れておくのが吉です!
これがあれば間違いありません。
私は、実際に試験でこのセットを使用して合格出来ました。
実績ありです!
工具は2種類の購入方法があります
- 単品で購入する。
- セットで購入する。
私のおすすめは「セットで購入する」です。
理由は
- 探したり買いに行く手間がかかる
通常ホームセンターで購入すると思いますが品揃えにも寄りますがお目当ての工具が無かったり、買い忘れたりすると2度手間になりますよね。
メーカーにこだわりがあれば単品の方がいいと思いますが・・・ - 単品の方がトータル高くなる
一つ一つを購入すると単純に高く付きます。
およそ3000円~5000円は高くなります。
ただ、単品購入の方が良い人がいます。
それは、「セット内容の工具を半分以上持っている人」です。
単品購入でもこれは外せません!
使ったらわかりますよ。
セット工具の中でも一番活躍してくれるもの
それはVVFストリッパーです。
これないと多分落ちます。というぐらい重要な工具なんです。
用途は電線被覆剥きに使用します。
VVFストリッパーが無い場合は、電工ナイフを使用するんですが時間のかかり方が断然違います!
私も練習し始めのときに
電工ナイフで出来たら格好いいじゃん!
と思い少し練習してみたんですが危ないし扱いが難しい・・・
断然VVFストリッパーの方が早いです!
普段から電工ナイフを使いこなした熟練の方であればナイフの方が早いかもしれませんが・・・
しかし、これから電気工事士の資格を取ろう!という方で電工ナイフを使いこなしている人はいないですよね。
そして、ナイフなのでもちろん指をケガするリスクも高いです。
- 施工スピードの問題
- ケガのリスク
上記の理由で、VVFストリッパーを使用しましょう!
試験会場行ったらわかりますが8割9割はストリッパー工具を持っています。
必携と言っていいでしょう!何も考えずに即購入です。
※実地試験が近くなるにつれて手に入りにくくなる傾向が見られます。
早めに手に入れておくのが吉です!
おすすめの練習材料
実地試験の練習には工具の他に材料が必要になります。
材料も「単品購入」と「セット購入」がありますが・・・・
もうわかりますね?おススメはセット購入です。
セット内容は
- パナソニック製
(埋込形4路タンブラスイッチ)
(埋込形3路タンブラスイッチ)
(埋込形タンブラスイッチ)
(埋込形表示灯内蔵スイッチ)
(接地極付コンセント20A250V)
(接地端子付接地極付コンセント)
(埋込コンセント2口)
(埋込形コンセント)
(埋込形パイロットランプ 白色)
(埋込連用取付枠)
(引掛シーリング 丸形)
(引掛シーリング 角形)
(ねじなしボックスコネクタ)
(アウトレットボックス) - 明工社製 → ランプレセプタクル
- 東芝製 → 露出形コンセント・配線用遮断器
- 古河電工製 → ボックスコネクタ
- 細田製 → ゴムブッシング
- ニチフ製 → 差込形コネクタ・リングスリーブ
- idec製 → 端子台
目がチカチカする!
これを自分で揃えるのは大変ですよね・・・?
というよりこれを探している時間があったら練習した方がいいですよね?(笑)
セットの種類「1回練習分」「2回練習分」「3回練習分」とありますが
違いは電線のセット数が違うだけです。
なので「1回練習分」か「2回練習分」のどちらかでいいです。
ちなみに私は「2回練習分」を購入して2回練習して電線が結構余りました。
「1回練習分」だと恐らく2回は持たないので
途中で電線のみ買い足す必要があると思います。
「1回練習分」だと価格は安いのですが途中で電線を買い足す手間がかかります。
「2回練習分」だと価格は高いのですが途中で電線を買い足す必要がありません。
あなたの考えに合わせて、お好きな方をどうぞ!
※実地試験が近くなるにつれて手に入りにくくなる傾向が見られます。
早めに手に入れておくのが吉です!
おすすめの問題集
2020年版 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士技能試験すい~っと合格: 入門講習DVD付
これも筆記と同様ですいーっとシリーズをおススメします。
おススメの理由は写真・図解が多く施工時のポイント等気を付けるべき点が詳しく書いてあるからです。
参考書にあるQRコードを読み込むとスマホで作業の映像や複線図の書き方も確認出来ます。
付属のDVDを見ればもっと詳細がわかります。
参考書はこれ一冊あれば問題ありません。
おすすめの練習法
まず、実地の試験の流れを説明します
- 単線図から複線図にする。
- 複線図を元に施工する。
- 完成後見直しをする。
大まかには上記を順番にこなしていきます。
1.単線図から複線図にする。
実地試験は事前に公表されている13問から1問出題されます。(どれが出るかはわからない。)
ということで、まずは公表されている13問を全て単線図から複線図に直せるように練習して下さい。
複線図を間違えるとその後の施工ももちろん間違えることになるため非常に重要です。
13問完璧に書けるようにして下さい。
2.複線図を元に施工する。
複線図が書けたら早速施工に取り掛かります。
ここで気を付けるところは制限時間と欠陥(ミス)です。
制限時間は全工程で40分と非常に短いです。
実際に時間を計ってやってみるとわかります。
欠陥(ミス)に関しては一か所でも間違っていれば一発アウトです。
じゃあどうなったら欠陥(ミス)なのか?
電気技術者センターHP内の下記で詳しく説明しています。
写真付きでわかりやすく説明しているのでこれを読み込んでおけば欠陥(ミス)は無いでしょう。
P44には試験でよくある欠陥(ミス)も記載していあるので非常に親切です。
オススメの参考書の「すい~っとシリーズ」でも欠陥(ミス)をわかりやすく書いてあるためこちらもきちんと読んでおくといいでしょう。
資格試験を主催しているところがこうしたら欠陥ですよ~と細かく説明してくれているので、逆に言えばこれをしなければ合格ですよ~ということです。
落とし穴が事前にわかっているので避けて通ればいいだけですね。
完成後見直しをする
完成後の見直しをする!ここ大事だけど私は時間が無くて出来なかった!(ダメじゃん)
偉そうなことは言えませんが、失敗した反面教師としてとらえて頂ければ!
はい!そこ!「ラッキーのくせに」とか言わない!(図星だから怒っている)
運も実力のうちだぞ☆(開き直り)
完成後は必ず見直しをしてください。
欠陥(ミス)を見つける意味もあるけど、私が一番感じたのは実地試験終了から合格発表までの期間不安でたまりませんでした。
きちんと見直しが出来ていればこんなに不安にならなかったのにと猛烈に感じました。
合格発表までの精神衛生上、見直しは重要です!
技能試験の心構え
一番重要なことを先に言うと「落ち着いて素早く施工する」です。
技術的なことはきちんと練習をしていれば身についているはずです。
試験時間は40分のためギリギリだと思います。
実際に私は1か所ミスって修正をしてギリギリで終わりました。
ほとんど見直すことが出来ず結果が来るまで不安だったのを覚えています。
試験当日は緊張すると思います。
いつもより動きが固くなるかもしれません。
時間に追われて焦ってしまうかもしれません。
これを解消するのは練習です。
きちんと出来るように仕上げておけば自信が付いてそれが自分を落ち着かせてくれます。
大丈夫です。
このブログを見て、あなたはこの先に何が起きるかがわかりました。
あなたはそれに対策をするだけでいいんです。
手探りで暗闇の中を進むのは非常に不安で危険を伴いますが、段差、落とし穴等の位置が見えた状態になったのでそれを乗り越えるために、避けるためにやるべきことをするだけです。
ここまで読んでくれたあなたなら出来ます。わたしは応援しています!